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電気自動車の燃費は悪い?ガソリン車とどちらがお得か比較

昨今はSDGsに代表されるように、環境問題に対する意識が高まっています。コンプライアンスの面から、環境に優しい商品やサービスの提供を目指す企業も増えていますが、そのなかの代表的な商品としてEVこと電気自動車の名前が挙げられるでしょう。 しかし、環境によいといっても、自動車としての性能がどの程度担保されているのか、疑問を抱く方も少なくありません。本記事では、EVの燃費の良し悪しをはじめ、ガソリン車との違いや優秀な点などについて解説します。 また、EVのコストを下げるためのコツも一緒に取り上げるため、EVの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

電気自動車の燃費に関する知識

EVこと電気自動車とは、ガソリンや軽油ではなく、バッテリーに蓄えた電気で走る自動車のことです。日本はもちろん、さまざまな国や地域で開発、生産されています。 普及率は現状ヨーロッパが上位ですが、EV市場において世界をリードしているのは中国です。2023年のデータによると、世界のEVの販売台数は1,400万台 でしたが、このうち60%が中国、25%がヨーロッパ、そして10%がアメリカで販売されました。 そんなEVの燃費の概要や、計算方法は次のとおりです。

電費とは

そもそも燃費は、燃料1Lあたりの走行可能距離を意味する言葉です。つまり、厳密にはEVの性能を燃費で表現することはできません。そのため、EVにおいては、燃費の代わりに電費という言葉を使用します。 電費とは、1km 走るのに必要な電力量のことで、単位はkm/kWhです。一般的なEVの電費は6〜7km/kWh ですが、電費は季節や走り方によって変化する点に注意しましょう。 たとえば、極端に気温が下がってしまう冬場は、EVに搭載されているバッテリーの充電性能が著しく低下してしまうため、電費が増えやすいです。また、タイヤの空気圧が不足したときも、抵抗が大きくなり余分な電気を消費しやすくなります。

電費と燃費の違い

電費について簡単に解説しましたが、電費と燃費の違いをまとめると以下のようになります。

   概要 単位
電費 ・EVが1km走行するのに必要な電力量
・数値が小さくなるほどよい
km/kWh
燃費 ・燃料1Lあたりの走行距離を示す指標
・数値が大きくなるほどよい
km/L

電費と燃費の違いとして、数値の大小によって評価が大きく変化する点が挙げられます。まず、電費は数値が小さくなるほどよいです。 電費は、1kmを走るためにどの程度の電力が必要かを示します。つまり数値が小さければ、消費する電力も比例して小さくなり、コストを抑えやすいです。 一方の燃費は、km/Lという単位からわかるように、燃料1Lあたりの走行距離を示します。そのため、数値が大きいほど長距離を走ることが可能です。 なお、購入を検討している車種の電費と燃費は、どちらも自動車のカタログやメーカーの公式サイトで確認できます。

電費の計算方法

電費と燃費の違いに関する解説の次は、電費の具体的な計算方法について解説します。まず、電費を求める計算式は、以下のとおりです。
走行距離(km)÷充電した電力量(kWh)=電費(km/kWh)
たとえば、500kmを走行したEVがフル充電までに100kWhを要した場合の電費を求める式は、次のようになります。
500km÷100kWh=5km/kWh

ちなみに、電費を燃費に換算する方法もあります。その場合は、燃料1Lあたりのエネルギー量を電力量に換算し、その値を用いて計算しましょう。 1Lのガソリンの発熱量、35MJを電気量に換算すると約10kWhですが、このうち運動エネルギーに用いられるのは30%程度、つまり約3kWhです。この数値で各自動車の燃費を割ると、電費を求められます。 たとえば、燃費24km/Lのガソリン自動車の場合、電費は次のとおりです。
24km/L÷3kWh=8km/kWh

電気自動車とガソリン車の燃費を比較

EVを購入するにあたって、ガソリン車とどちらがよいか悩む方は少なくありません。とくに家計にも大きな影響を与える要素である、両者の電費と燃費が気になる方は多いでしょう。 それぞれの自動車の電費、および燃費の比較は、次のとおりです。

電気自動車の場合

1kWhあたりの費用を20円 と仮定すると、電費が20km/kWhのEVが1km走るのに必要な電力の費用は1円です。実際のEVを例にすると、日産が開発、販売しているサクラの電費は平均で6.4km/kWh のため、1kWhあたりの費用は約3.13円になります。 なお、利用する電力会社によって電気料金のプランはさまざまです。なかには、特定の時間に利用すると電気代が安くなるプランもあります。そのプランを利用すれば、さらに電費を抑えられるでしょう。

ガソリン車の場合

まず、ガソリン1Lあたりの費用を186円 と仮定しましょう。もしガソリン車の燃費が15km/Lの場合、1km走るためにかかるガソリンの費用は12.4円になります。 実際の車を例に出すと、ホンダのフィット(2WDモデル)の燃費が17.6〜18.7km/L です。計算しやすいように18km/Lと仮定した場合、1kmあたりのガソリン費用は10.3円です。 近年は自動車の開発技術も進歩しており、燃費がよく環境によいガソリン車も増えています。しかし、両者を比べると、EVの方がコストを安価に抑えやすいといえるでしょう。

電気自動車が燃費以外で優れている点

EVの電費、そして従来の自動車の燃費を比べたとき、EVの方がよりお得といえます。なお、EVには電費以外にもさまざまな優れているポイントがあり、そのメリットに惹かれてEVを選択する方も多いです。 具体的にどのような点が優秀なのか、以下で順番にチェックしていきましょう。

乗り心地がよく快適に運転できる

一般的に、EVは乗り心地がよいとされています。とくに言及されているのが、走り心地のよさです。 従来の自動車の場合、アクセルを踏み込んでから加速するまで若干のラグが生じます。しかし、EVに搭載されているモーターは、電気が流れた瞬間から最大トルクが発生するのが特徴です。そのため、そっと踏み込んでも、その瞬間から滑らかに加速していきます。 また、車体の振動が気にならない点も、EVの乗り心地をよく感じさせるポイントです。自動車は移動手段としてメジャーな存在ですが、なかには好んで乗りたがらない方もいます。 その原因として挙げられるのが、車体の揺れです。三半規管が弱い方は、少しの揺れで車酔いになってしまいます。車酔いは重症化すると吐き気や脱水、抑うつなどの症状が現れるため、侮れません。 EVは、バッテリーを床下に配置するのが一般的です。その結果、重心が下がるため車体が安定し、揺れがほとんど発生しないため、EVは運転する方はもちろん、同乗者も快適に過ごせます。

電気料金が安定している

電気料金が比較的安定している点も、EVの強みです。ご存知のとおり、日本は原油をはじめとする化石資源にあまり恵まれていません。新潟をはじめ、日本国内にも原油が採掘できる場所は一定数存在しますが、日本で消費する原油の99.7% を中東をはじめとする海外からの輸入に頼っています。 そして、原油は需要と供給のバランスや地政学的なリスクなど、外的な要因によって変動しやすいです。実際に、2022年に発生したウクライナ侵攻 の影響によって、原油の価格は一気に高騰しました。原油の価格が高騰すると、当然原油から作られるガソリンの値段も上がるため、ガソリン車のコストも高くなります。 一方のEVの動力である電気ですが、ガソリンとは異なり価格が極端に変動することはありません。もちろん利用する電力会社によって多少の費用の違いは存在しますが、EVのメリットである低コストが突然変わる可能性は低いため、お得に自動車に乗り続けたい方にぴったりといえるでしょう。

メンテナンスコストを抑えられる

メンテナンスにかかる費用を抑えやすい点も、EVのメリットです。自動車を所有するにあたって、メンテナンスを定期的に行わなければなりません。 ガソリン車の場合、エンジンオイルをはじめ、定期的に交換する必要がある部品や消耗品が多数存在します。部品も問題があれば交換しなければなりませんが、その部品だけでも1万点 以上あり、故障のリスクも高いです。 一方のEVは、部品の数が少なくシンプルな構造をしています。エンジンの代わりにモーターを動力としているため、エンジンオイルやオイルフィルターの交換は不要です。また、減速する際にモーターを利用する回生ブレーキを採用しているおかげで、ブレーキパッドの減りも遅いです。 これらの要因から、メンテナンスが必要な箇所が少なく、コストがあまりかかりません。EVは車両価格が高めに設定されているものが多いですが、メンテナンス費用の安さによって相殺できます。

蓄電池としても活用できる

EVは、蓄電池として活用できます。日本は地震をはじめ、さまざまな災害が毎年発生している世界有数の災害大国です。 災害が発生しているときに問題になりやすい存在として、電気をはじめとするライフラインの名前が挙げられます。災害によってライフラインが寸断されてしまうと、日常生活を送ることすら困難になりかねません。 とくに夏や冬などにライフラインが使用できないと、深刻な事態を招く可能性が高まるでしょう。そんなとき、EVがあれば、非常電源として活躍してくれます。 なお、非常用電源として利用することを想定している場合、できるだけバッテリー容量の大きな車体を選択したくなるものです。しかし、バッテリー容量が大きくなれば、比例して必要な費用も増加します。 そのため、事前にバッテリー容量とコストのバランスをよく考えておきましょう。 また、家庭用蓄電池として活用することを想定している場合は、V2Hシステムを導入しなければなりません。その際、利用しているEVがV2Hに対応しているか否かも確認してください。 V2Hシステムを導入したものの、肝心の所有しているEVがV2Hを使用できなければ、意味がありません。

補助金や税制優遇制度を利用できる

EVを購入するにあたって、補助金が利用できます。現在国が提供しているEVに適応できる補助金は、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金です。 2025年3月時点、経済産業省が2025年度の補助金取り扱いを決定しました。2024年度との違いは、評価項目が4つから7つに増えたことです。また、補助上限額は2024年と同様に、EVは85万円、小型や軽EV、PHEVは55万円、そしてFCEVは255万円 まで利用できます。 2025年度は、新たな評価項目が加わったため、グリーンスチールなど環境負荷が低い鋼材を計画的に導入することなどを条件に、補助金とは別に最大5万円の追加補助が受けられます。 2024年度の申請はすでに終了しており、2025年度の申請は令和7年4月1日以降、詳細が未定です。なお、補助金などの制度は変更される可能性があるため、最新情報を確認することをおすすめします。

出典:経済産業省「令和6年度補正予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」」(https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/automobile/cev/r6hosei_cev.html

また、税制優遇制度も利用できます。EVの場合、適用されるのはグリーン化特例、そしてエコカー減税の2種類です。 グリーン化特例は、購入する自動車の性能によって自動車税が軽減される制度で、最大75% の減税が受けられます。 一方、エコカー減税は排出ガス性能や燃費性能に優れた自動車に対して、自動車重量税を軽減する制度です。どの程度軽減されるかは、自動車の燃費基準の達成率によって変動します。 補助金と同じく、税制優遇制度も突然、適用条件や減税の割合が変化する可能性があるため、注意してください。

出典:国土交通省「自動車関係税制について (エコカー減税、グリーン化特例 等)」(https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000028.html



地球環境に貢献できる

EVを購入すれば、地球環境に貢献できます。昨今は温室効果ガスによる地球温暖化が問題となっており、日本をはじめ世界各国が解決のためにさまざまな取り組みを行ってきました。 そのうちのひとつが、EVの普及です。従来の自動車の排気ガスには、地球温暖化の原因である、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスが含まれています。そして、排気ガスは地球温暖化のみならず、大気汚染や酸性雨などの原因にもなる存在のため、排出量を抑制しなければなりません。 EVは、ガソリンではなく電気を燃料にして走ります。そのため、環境問題を引き起こす排気ガスを排出しません。また、ガソリンを使用しないため、有限である化石燃料を無駄に消費せずにすみます。

電気自動車の燃費を抑えるには

EVはガソリン車よりもお得ですが、さまざまな要因でコストが高くなるリスクもあります。その場合、状況次第では従来の自動車より費用がかかってしまう可能性も否定できません。 EVの電費を抑えたい場合は、以下のポイントを押さえてください。

バッテリー容量を意識する

まず、バッテリー容量を意識しましょう。EVに搭載されているバッテリー容量は、大きくなればより多くの電気を蓄えられます。使える電気の量が増えれば、その分長い距離を走行可能です。 しかし、バッテリー容量が増加すると、電費も大きくなってしまいます。そのため、電費を抑えたい場合は、あえてバッテリー容量が小さいEVの購入を検討するのもよいでしょう。

急加速や急ブレーキを避ける

EVに限った話ではありませんが、突然ブレーキをかけるのは、燃費や電費を悪くします。なぜなら、回生ブレーキの効率が悪くなり、無駄なエネルギーを消費してしまうためです。 また、いきなり加速するのも避けてください。速度を上げるために大量の電力をモーターに送り込まなければならず、電費を悪化させます。 EVに乗車する際は、乱暴な運転をせず緩やかに加速し、ゆっくりブレーキを踏みましょう。

エコドライブモードを利用する

エコドライブモードとは、EVに搭載されている走行モードのひとつです。無駄な電気の消費を防いでくれるため、電費を抑えやすくなるでしょう。 たとえば、EVにおいて電力の消費量が増加する原因のひとつが、エアコンの使用です。夏場や冬場など、気温の変化が極端な季節において必須の存在ですが、電気の消費量も決して小さくありません。 しかし、走行モードをエコドライブにすれば、自動で適切な温度に設定し直してくれるため、電費を抑えられます。

シートヒーターを活用する

シートヒーターとは、座席に取り付けられた暖房設備のことです。シートヒーターはエアコンよりも電費に与える影響が小さく、エアコンよりも身体を暖めるスピードが早い、エアコンの温風と異なり身体全体を暖められるなどのメリットがあります。 エアコンと併用すれば、効果的に身体を暖めつつ電費を抑えられるでしょう。

適切にメンテナンスする

適切なメンテナンスも、重要なポイントです。たとえば、タイヤの空気圧が下がっていると、抵抗が大きくなるため、ブレーキをかける際に余計なエネルギーを消費しなければなりません。また、モバイルバッテリーの状態をチェックすれば、劣化に起因するさまざまな事故を防げます。 なお、メンテナンスは信頼できる業者に任せましょう。整備会社、または正規ディーラーに依頼するのが確実です。複数の整備会社や正規ディーラーに相見積もりをお願いすれば、費用相場を把握しつつ最安値でメンテナンスをお願いできるでしょう。

こちらの記事では、電気自動車の維持費について解説しています。 ガソリン車と比較した場合や維持費の内訳も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。



まとめ

EVの電費は、一般的な自動車よりも良好です。補助金や税制優遇制度を利用すれば、初期費用も安くできます。 また、EVは二酸化炭素の発生を削減できるほか、化石燃料を消費しないため地球環境にも優しく、温暖化を抑制できる可能性も期待されています。災害時の蓄電池としても活用でき、車を動かす以外の用途もあります。 ただし、メンテナンスをはじめ、扱いに注意しなければEVのメリットを十分に享受できません。EVの特性を理解したうえで、お得なカーライフを送ってください。 レクソルでは、太陽光発電システムやオール電化システムなど、EVのように環境に配慮した取り組みを行っています。また、日本SDGs協会からSDGs事業推進パートナー証やグリーンアイランスパートナーとしても登録されており、地球環境の向上を目指しています。 お問い合わせからアフターフォローまでお客様に寄り添ったサービスを提供します。興味を持った方は、ぜひ一度問い合わせてください。

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